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TWKのツバメ・2015~波乱万丈の繁殖活動~【その2】

【その1】の続きです。

卵を4個産んだところでそれをヘビに食べられてしまい、巣を替えて「仕切り直し」となった2015年のTWK入り口のツバメペア、5月19日に卵を5個産み終えて抱卵態勢に入っていたのですが、6月1日に巣の下を見ると‥‥‥
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「孵化のおしるし」卵の殻が落ちていました!!




―――ツバメって、繁殖活動を人間に守ってもらうためにわざわざ人の出入りがある場所に巣を作るわけなんだけど、卵から孵ったことをそこの人間に知らせるために、こうやって卵の殻を1個だけ(正確には1個の半分だけ)巣の下に落としておくんですよ。

殻を全部下に落としてたら殻だらけになって天敵のカラスなどに見つけられやすくなってしまうので、基本的に殻は他の場所に運んで捨てるのだけど、家主(ここの場合は私)に「ヒナが孵ったから見守っててね」というメッセージを込めて、1個だけ巣の下に落としておくんですね~(たまに2個の時もあるけど)。

で、ここからは暇があったら日々成長していくヒナたちの様子を観察するのが楽しみなんだけど、相変わらず「貧乏暇なし」状態の私は写真もあまり撮ることができず、5日後の6月6日になってようやく初めてヒナの姿を撮ることができた
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次に撮ったのは6月9日
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そして6月11日
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順調に育っています。
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しつけもよくできていて、ウンチをする時は必ず巣の外にお尻を出し、親がしっかり嘴でキャッチして外へ運んで捨てています。

そして孵化から2週間ちょっとが経過した6月16日、ヒナたちもだいぶツバメらしくなってきて、食欲も旺盛です
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オスくんが餌をやってるところにメスちゃんも登場。
そこへ1羽のヒナがお尻を出して―――
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バクダン投下(笑)!!
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メスちゃんの「あ!間に合わなかった!!」という感じの表情が面白い。

こんな感じでヒナたちも順調に育ち、あと一週間くらいで巣立つはずだったのですが‥‥‥





この翌朝、恐れていた“悲劇”が起きてしまいました。

このところTWK周辺にハシブトガラスがよく出没し、近所のツバメの巣が襲われることが多かったので心配はしていたのですが、TWK入り口の巣のヒナたちもハシブトガラスの餌食になってしまったのです。

早朝、ツバメたちが大騒ぎしているので急いで巣を見に行ったのですが‥‥‥時すでに遅し。
巣の中にヒナの姿はなく、巣の下にはむしられたヒナの羽が落ちていました。

近くの看板の上を見ると、2羽のハシブトガラスの姿が
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‥‥‥どうやらハシブトガラスも子育て中で、巣立ったばかりの幼鳥に餌を与えるのに必死なのでしょう。
かわいいツバメのヒナたちを襲ったハシブトガラスは憎くて仕方ありませんが、彼らもまた子孫を残すために餌をたくさん獲らなければならないのです。
これが弱肉強食の自然界の掟―――そうだとはわかっていても、このハシブトガラスを許す気にはなれない私。もしここに猟銃があったら間違いなくヤツらを‥‥‥(以下略)。



―――それにしても、一度目はヘビに卵を襲われ、二度目はハシブトガラスにヒナを襲われ‥‥‥さすがに親ツバメたちもこの場所から出て行ってしまうに違いない。
天敵から守ってやれなかったことに申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら誰もいない巣を眺めて呆然としていると、鳴き声を発しながらオスくんがやって来た。
「守ってあげられなくてごめんね」と心で謝りながら見ていると、なんだかオスくんの様子がおかしい。

いつもは止まらない隅っこの方のガラクタ置場の方に止まって、何やらその下の方角をじっと見ているのだ
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一体どうしたんだ???と思いながらそのオスくんの視線の先を見た私は、わが目を疑った
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な、な、なんと!!そこには一羽のヒナの姿が!!(@_@;)!!
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この状況を理解できるまで少し時間がかかってしまったけど、一羽のヒナがハシブトガラスの魔の手から逃れ、生き延びていたのだ。

巣立ちまでまだ一週間ほどかかるはずだったから自力で飛べるとは思えないが、巣から自分で飛び出し、このガラクタ置場の物陰に隠れてカラスが去るのをじっと待っていたのだろう。
だけどこのヒナ、孵化してからまだ17日くらいしか経っていないわけで、通常孵化してから巣立つまで22~23日かかるから、まだとても飛べる状態ではないはず。きっとカラスから逃れるために、転げ落ちるように巣から飛び出したに違いない。
そしてその結果、こうして一羽だけ生き残ったわけだから、このヒナは強運の持ち主と言えるだろう。

やっと事態を飲み込めた私だったが、さあどうする、この状況―――!?!?
だが、この時のオスくんの行動は、明らかに私に向かって「ウチの子ここにいるんですけど、助けてください」と訴えかけているように感じたので、私は迷わずこのヒナを巣の中に戻してやることに決めた。

ここから先のことは、私も当事者として必死で、とても写真を撮っている余裕などなかったので文章だけで伝えるしかないが、20年近くに及ぶツバメとの付き合いの中でもこんなことは初めて、というとても貴重な体験でした。

まず私は上の写真の場所から動かないヒナにゆっくりと近づき、そっと両手で包み込むように捕まえました。
ヒナはまったく抵抗せず、私の手のひらの中でじっとしていたのですが、脚立に乗って巣の中にヒナを戻した直後、恐怖が甦ってしまったのかヒナは再び巣から飛び出してしまったのです!!

だけど巣立ちまでまだ5日は必要な未発達なヒナです。「飛ぶ」というより「ゆっくり落ちる」という感じで、TWK前の交通量の多い県道のど真ん中に降りてしまったのです!!(@_@;)!!

この時、親ツバメ2羽の他に数羽のツバメが集まってきて、県道のど真ん中に降りてしまったヒナの周りをみんなで鳴きながら飛び回っていました。
おそらく「ここは危ないから早く他の場所に飛びなさい!!」と促していたのでしょうが、ヒナはまったく動きません。

この時、いつもは交通量が多くクルマの途切れることはほとんどない県道なのに、なぜか両方向とも1台も走ってこない状態だったので、私は大急ぎで走って行ってヒナを捕まえようとしました。
ところが、さっきとは違って大慌てで近寄ってきて自分を捕まえようとする私に恐怖を感じたのか、捕まえる寸前で低く飛んで逃げるヒナ。
そして追いかけては逃げられ―――という状態を何度か繰り返して道路の端に移動したヒナは、疲れてしまったようで再び私の両手で捕まえられたのでした。

その後、再び巣の中に戻されたヒナは、親ツバメに「巣から出ちゃダメ!!」と怒られたのか、それともこの大騒動で疲れ切ったのか、本当の巣立ちを迎えるまでもう巣から出ることはありませんでした。
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巣の中にヒナが1羽しかいない光景を見るのは初めて‥‥‥かと思ったら、巣立ちが遅れて1羽だけ巣に取り残されることがたま~にありましたねぇ(^^ゞ。

この後、親ツバメたちも残された1羽をしっかりと育てて‥‥‥といっても本当なら餌をねだるヒナが何羽もいて大忙しのところ、1羽だけなんで余裕だったと思いますけどね。
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‥‥‥それにしてもこのヒナちゃん、巣立つ前に大変な経験しちゃったね。
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でも、カラスの襲撃から間一髪逃げのびて、その後まだ飛べないのに道路の真ん中に降りちゃったけどたまたまその時にクルマが全然通らなかったおかげで助かったこのヒナは、間違いなく「強運の持ち主」。
兄弟の分まで長く生きて、たくさんの子孫を残してほしいものです。

その後は、またハシブトガラスに襲われないよう、カラスが嫌うという黄色のテープを巣の周囲に張ったり「対策」をしたこともあって、この「強運の持ち主」のヒナは、あの忌まわしい事件の4日後・6月21日に無事「本当の」巣立ちを迎えることができました!!
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両親に見守られながら電線の上に止まるヒナちゃん(左端)。
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さすがに数々の修羅場をくぐり抜けてきた(?)だけのことはあって、巣立ったばかりとは思えない凛々しい顔つきしてるねぇ(^^)。

私のことをじっと見てるけど、2度も手のひらにつつんで巣に戻してあげたんだから、もちろん覚えてるよね?
ちょっと気が早いけど、来年の春またここに戻って来た時は必ず挨拶してよね(^^♪





それから数日後、親ツバメと見間違うほど堂々と大空を飛び回るヒナちゃんの姿を撮ることができました
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尾羽が短いこととクチバシが白いことで右下に写っているのがヒナちゃんだと判ったけど、飛び方を見ているともう立派なツバメの姿でした。ここまで成長すればもう安心だね(^^)v。

で、その後の親ツバメたちはというと―――
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やることが早いっていうか‥‥‥6月30日にまた5個卵を産み終えて抱卵態勢に入っていましたが―――
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7月13日にいつものように「おしるし」がひとかけら巣の下に落とされていました(^^;


‥‥‥というわけで、これからまた子育ての日々が始まるわけですが、相変わらず近所にカラスはたくさんいるし、また何が起こるか予想もできません。


もし順調に育って無事巣立ちを迎えることができたら続編をアップしますが、アップされなかった場合は‥‥‥‥‥‥ 察してくださいね!?!?






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by twk-kosaka | 2015-07-15 00:51 | 野鳥


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