2018観閲式狂騒曲(その1)~訓練飛行に向かうヘリ大編隊が自宅上空を通過~

2018年の自衛隊観閲式も10月14日に無事終了し、「狂騒曲」と言ってもいいくらいザワついていたネット上の動きもようやく落ち着きを取り戻した。

そもそも今年は「観艦式」の順番だったのに、直前になって「中央観閲式」が一年前倒しで執り行なわれることになったのだから、この私もかなり動揺してドタバタしてしまったのだが‥‥‥。

ここで念のため自衛隊の観閲式について簡単に説明しておくと、毎年10月の末頃に最高指揮官、つまり総理大臣を「観閲官」として迎え、陸上自衛隊、航空自衛隊、海上自衛隊それぞれが持ち回りで開催する「軍事パレード」的なイベント、それが自衛隊観閲式である。
昨年(2017年)は航空自衛隊が百里基地で行なう「航空観閲式」の番だったが、なんと!!台風の影響で中止となってしまったのだ。

で、今年(2018年)は海上自衛隊の「観艦式」の番で、場所は相模湾――― これは観に行くのは無理なので私にゃ関係ない、と思っていたのだが、9月下旬になって突然「陸上自衛隊の中央観閲式の予行が始まる」という情報が飛び込んできて「???」となった。

順番どおりにいくと来年(2019年)が陸自担当の中央観閲式の予定になっているのだが、いろいろと情報を漁ってみると、どうやら東京オリンピックの関係で2019年10月に朝霞訓練所で大規模イベントをやることが困難なので、一年前倒しして今年に中央観閲式を行なうことに決まったらしいのだが‥‥‥ なんとなく様々な裏事情がありそうな匂いを感じてしまうのは私だけだろうか???

まぁいい。とにかく中央観閲式をやるとなれば、それに参加する自衛隊のヘリやヒコーキの編隊がまた観られるというわけだ。さっそく情報収集を開始すると、陸自東部方面隊のサイトでこんな訓練スケジュールを見つけた
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これに気が付いたのが9月25日。もう次の日から事前訓練が始まってしまう予定ではないか!!

中央観閲式の訓練といえば、2007年まではヘリの大編隊がTWK上空を何度も旋回するという「夢のような」状況だったのだが、騒音苦情が殺到したせいで(?)2010年からは待機空域がもっと北の人口が少ない地域に変更されてしまった‥‥‥(ーー;)

それでも、木更津を上がったヘリの編隊が待機空域に向かう際にTWK上空を通過してくれるが、2007年までと比べるとぜんぜん物足りない状況となってしまった。

それでもやはり陸自ヘリの編隊がわが家の上空を通過するとなると、毎回同じような画ヅラではあるが撮りたくなってしまうというもの。
だが、9月26日、27日は天候が悪く、訓練は中止となった模様。
そして9月28日の午前中、エアバンド受信器から「ゴールデンフォーメーション」が木更津を上がって北へ向かっている、という内容の交信が聴こえ、そのしばらく後、南の空から数機のヘリが北上してきた!!
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先頭はCH-47「チヌーク」。
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正確に言うとこれはCH-47JA。CH-47Jに比べ両サイドのバルジ(燃料タンク)が大きくなって航続距離も大幅にアップしている。
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2機目はOH-6D
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本来ならこの後継機であるOH-1(川崎重工製で愛称は「ニンジャ」って‥‥‥バイクかよ(笑))が観閲飛行に参加するべきなのだが、2015年にエンジンに不具合があることが発覚し全機飛行停止措置が取られ、いまだ飛行再開の目途は立っていないようである。

3機目はAH-1S「コブラ」
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登場してもう50年以上経つ旧式ヘリだが、カッコは悪くないと私は思っている。
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こちらも後継機であるAH-64D「アパッチ・ロングボウ」に交代すべきところだが、AH-64Dは富士重工(現スバル)でライセンス生産した結果、調達数60機の予定が13機に縮小されたこともあって1機あたりの価格が約68億円(!!)というありえないほど高価なヘリになってしまった。
さらに13機のうち1機を事故で失い全部で12機、その中で稼働できるのは半分程度ではないかとも噂され、今回の観閲式もやはり不参加のようだ。
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まぁ私としてはアパッチよりもコブラの方がカッコイイと思っているからいいのだが、今後寿命を迎える機体が多くなっていく訳だからこの先心配ではある。

そして4機目はUH-1J
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これまた1959年生産開始でもうすぐ還暦を迎えるという「爺ヘリ」であるが、派生型を含めるといまだに全世界でものすごい数が現役で活躍している名機だ。
この後継機(UH-X)選定では前出のOH-1をベースにした改造機を一旦は川崎重工に発注したものの、官製談合疑惑で契約解除と開発の白紙化、そしてその後の再検討でBELL412EPIをベースにして富士重工とBELL社が共同開発することに決定したようだが‥‥‥ それってベースは同じUH-1じゃん、古くね!?!?

‥‥‥なんだか「自衛隊のヘリ、大丈夫なのか!?!?」って心配になってきたが、5機目に飛来したのはUH-60JAだ
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こちらは米軍のUH-60「ブラックホーク」をベースに三菱重工がライセンス生産している。アメリカでの運用開始は1979年と比較的新しい?機種だ。
自衛隊機の方は「ブラックホーク」と呼ぶことは少なく、通(通ぶってるヤツも含む)は「ロクマル」と呼んだりする。
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そのロクマルの胴体両脇にぶら下げられているのは「増槽」、つまり外部燃料タンク。
よく航空祭とかで地上展示されたロクマルを見て「すっげぇミサイルぶら下げてるなぁ、このヘリ」とか通ぶって喋ってるオッサンいるよね(←それは「通ぶってる」んじゃなくてただのトーシロ(笑))。

‥‥‥なんだか解説が脱線しまくりだが、今回飛来した最後のヘリは再びのCH-47JA
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なんだか最近「チヌたん」とか呼ばれていい気になってるようだが、後ろ姿は大口を開けたカエルみたいだぞ、チヌーク???

というわけで第一回目の予行には、各部隊1機ずつ計6機が参加。これはおそらく飛行ルートの確認がメインだったんでしょうね。

そしてこの日の午後、再び「ゴールデンフォーメーション」からの交信があり、今度は各機種3機から6機の編隊で同じコースを航過して行ったのだけど、仕事が忙しくて写真に収めることはできませんでした。



え~、予定より長くなってしまったので今回はこの辺で終わりにして、続きは次回とさせていただきます。
「ぜんぜん大編隊じゃないじゃん」という感じでしたが、次回は大編隊と呼ぶにふさわしい画像をアップする予定です。
その後は、別の場所で撮った固定翼機の航過の様子もありますし、この「観閲式特集」はまだまだ続きます。

続きはこちら↓

[SONY Cyber-shot DSC-RX10M4+TCON-17X]


ソニーストア

撮影日:2018年9月28日

撮影場所:埼玉県三郷市上彦名(TWK屋上)




by twk-kosaka | 2018-10-19 23:07 | 自衛隊イベント


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