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「令和初」の奥日光詣で(その2)~幻の小田代湖へ~

(その1)の続きです

半年ぶりに訪れた奥日光で、まずは龍頭の滝の紅葉を満喫した私は、この日の最大の目的地・小田代ヶ原へ向けて歩き始めた。
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龍頭の滝の滝壺で引き返し、今下りてきた滝沿いの階段を今度は登って行くのだが、今年の夏の酷暑で運動も控え続けていたため鈍(なま)ってしまった身体が早くも悲鳴をあげ始めた。

携行しているGPSロガーでここまで歩いた距離を見ると約6km―――今日は20kmくらい歩くつもりでいるのでまだまだ先は長いというのに、すでに脚はパンパンに張ってきている。
三本松から龍頭の滝までは下りの連続で楽だったのに、引き返して登りになった途端にこの体たらく。先が思いやられるが、ストレッチを頻繁にしながら歩き続けているうちに、身体の方もだんだんと以前の調子を取り戻してきた。

そして石楠花橋を過ぎて森の中の遊歩道をひたすら歩き続け、ようやく小田代ヶ原が見える位置に到着。
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龍頭の滝で見られたような鮮やかな色付きではないが、小田代ヶ原の草紅葉とその向こうの黄色く色付いた木々が織り成す風景は、また違った美しさを見せている。

少し離れた枝に止まっているトリが見えたので、RX10M4にTCON-17Xを取り付けて撮ってみると―――
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それはモズ(♀)だった。
このようにTCON-17Xを携行していれば遠くにいるトリもアップで撮れるし、TCON-17Xを外せば広角から望遠まで幅広くカバーできるし、やはりRX10M4は山歩きにも最適のカメラだ。

この後、低公害バスが通る市道1002号線に出て小田代ヶ原展望台へと向かう。
そう、実は低公害バスに乗れば赤沼から12分ほどで小田代ヶ原へ行けてしまうのだが、ここはやはり森の中を延々と歩いて辿り着くほうが、小田代ヶ原の「秘境感」を身をもって体感できるというものだ。

今回私がここ小田代ヶ原を第一の目的地にしている理由は、台風の大雨によって小田代ヶ原に水が溜まり、幻の「小田代湖」が出現しているという情報を得ていて、ぜひそれをこの目で観たかったからに他ならない。

そして、これがその「幻の小田代湖」だ
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だが‥‥‥う~ん、なんか違う。
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確かに「幻の小田代湖」はそこにあった‥‥‥だが、私が切り取りたかった画はこれじゃない。

そう、ネット上にアップされていた小田代湖の写真は、そのほとんどが水面が水鏡になって向こうの山々を映していて、それはもう神秘的な画だったのだ。

ところが、私が訪れた時には上の画像のように水面が波立っていて「鏡」になっていない。
残念ながらこれでは「幻の小田代湖」の本当の美しさが出ていない。

‥‥‥やはり早朝の風がない時しか、あの「水鏡」に山々が映し出された小田代湖の姿は観ることができないのかも知れない―――私の頭の中にそんな考えがよぎったりもしたが、きっとこれはタイミングの問題、風が収まった時にはきっと小田代湖の水面が水鏡となり、綺麗に山々を映し出してくれるはずだ―――そう考え、一旦この場所を離れることにした。
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小田代ヶ原展望台からさらに西側へ移動し、「貴婦人」(中央に写っている白樺)と男体山のツーショットを撮った後「オオアカゲラの森」へ移動。
ちなみに「オオアカゲラの森」とは私が勝手に命名した場所です。
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オオアカゲラの森の手前には、先日の台風で倒れたと思われる倒木が道を塞いでいた。
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オオアカゲラの森に到着。ここで昼食を摂って1時間ほどトリが来るのを待ってじっとしていたが、いつもはオオアカゲラやゴジュウカラ、ヒガラなどが集まってくるこのポイントもこの日はトリの姿ゼロ。
まあいい。今回はトリ撮りはオマケで「幻の小田代湖」が主役だ。私は今来た道を引き返し、再び小田代ヶ原展望台へと向かった。

小田代ヶ原西側の木道を歩いていると、小田代湖の水面に浮かぶ沢山のトリの姿が目についたので、再びTCON-17Xを装着して撮ってみた。
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まずはマガモ(♂)。マガモはこの近くの泉門池(いずみやどいけ)に一年中棲みついているが、ここ小田代ヶ原で見るのは初めて。これも「幻の小田代湖」が現われたお陰か。
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これは‥‥‥グリーンメタリックの翼鏡がチラッと見えているのでコガモ(♀)だろう。
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そしてこちらは‥‥‥クチバシの色等から判断するとヒドリガモ(♀)と思われる。
どれも珍しいトリではないが、小田代湖が出現したお陰でこの場所で見ることができたわけで、青空を映してブルーに染まる小田代湖の水面に浮かぶ姿は幻想的な感じでもある。

この後、小田代ヶ原展望台へと近づくと、先ほどは波立っていた小田代湖の水面が部分的にだが凪いでいて、水鏡のような状態になってきているではないか!!
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おお!この感じだ!!この水鏡の部分がもっと広がることを期待してこの場所に留まっていると―――
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よし!もう少しだ!!

そして待つこと約5分、私の撮りたかった「幻の小田代湖」の神秘的な姿が、一瞬だが現れてくれたのだった。
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‥‥‥まさに「一期一会」の風景。この瞬間に巡り会えたことに感謝だ。

というわけで、この日一番の目的を達成することができた私は「幻の小田代湖」を後にし、泉門池へと歩み始める。
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小田代ヶ原西側の木道とその周囲の山々も美しく色付いている。

気がつけば、龍頭の滝を出た時に感じた脚の疲れはいつの間にか消え去っていて、快調に歩き続けることができていた。
そしてほどなくして泉門池に到着。
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ここは木々に囲まれた湧水池で、澄み切った水は藻などもあって深い緑色に見え、奥日光でも有数の神秘的なスポットである。
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ここでは一年中マガモの姿を見ることができる。
本来は渡り鳥であるマガモだが、この環境が気に入って、ここに棲み付いてしまっているという話だ。
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この日はヒドリガモの姿も見ることができた。

この場所にはベンチも設置されているので、私もここでひと休み。ストレッチをしながら新鮮な空気をたっぷりと身体に取り入れた後、北戦場ヶ原へ向かって再び歩き出す。
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小田代橋を渡るとT字路に突き当たり、左に折れると湯滝へ抜ける遊歩道になるが、ここも台風による被害で通行止めとなっていた。
そのT字路を右に折れ、しばらく進むと戦場ヶ原の北端の木道に出る。
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ここから見る男体山の姿もなかなか良い。
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この辺りは戦場ヶ原の広さを一番実感できる場所かも知れない。
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パノラマで撮ってみた。
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戦場ヶ原の「三段紅葉」??? なかなか美しい。

この後、白樺の林の中を抜けて戦場ヶ原を離れる。
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自分の影も入れてみました(^^ゞ

この後、森の中を少し歩くと国道120号の光徳入口T字路のあたりに出る。
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ここからクルマを停めてある三本松駐車場まで、この国道沿いのまっすぐな歩道を1.2kmほどひたすら歩くのだが、さっきまで大自然の中で美味しい空気を吸いながら気持ちよく歩いて来たというのに、最後は排気ガスで汚れた空気を吸い続けなければならないというのはちょっと残念ではある。

最後に、三本松駐車場の反対側にある戦場ヶ原展望台に立ち寄った。
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最初に戦場ヶ原を訪れた時は、ここからの景色に感動したものだったが‥‥‥
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本来なら赤沼から泉門池へ繋がる自然研究路を歩く人の姿が、この湿原の向こうに小さく見える時もあるのだが、先日の台風でその木道が被害を受け通行止めとなっているので、人の姿はまったく見えない。

そして15時30分、6時間半ぶりに三本松駐車場へ戻って来ました。
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携行していたGPSロガーを見ると―――
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本日歩いた距離は17.93km。龍頭の滝から戻り始めた時にはどうなることかと不安になったりもしたけど、途中で何度もストレッチをしながら歩いたお陰か、戻った時にはそれほど疲れを感じていませんでした。

そういえばスマホに歩数計の機能が付いてたよな、と思い出して確認してみると‥‥‥
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こんな感じになってました。こちらの移動距離は19.8kmとなってるけど、どうやって算出してるんだろう?

最後に、この日のGPS軌跡はこのとおり
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―――というわけで、龍頭の滝の紅葉も満喫できたし、なんと言っても「幻の小田代湖」の水面に風景が映る一瞬も観ることができたし、大満足の一日でありました(^_-)-☆

[SONY Cyber-shot DSC-RX10M4(+TCON-17X)]


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撮影日:2019年10月20日


by twk-kosaka | 2019-11-08 20:27 | 風景


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