◆3月23日に真壁トライアルランドへ行く用事があったので、その手前にある「椎尾山薬王院」を約一年ぶりに訪ねてみた。

昨年2月に初めてここを訪れた時、各所に飾られている「彫り物（彫刻）」の数の多さに圧倒されたので、今回はその「彫り物」にスポットを当てて撮影してみた。
その結果、気がつくと全体を引いて撮った画がまったくなく、見る人にどんな場所なのかがわからないので、まずは一年前に撮った全体像を載せておく▼


▲手前が本堂、奥には重要文化財の三重塔。そしてこの左手に急峻な石段があってその下に仁王門がある（α100で撮影）。




▲参道を上ると、まず仁王門をくぐる。これは右手にある「阿形（あぎょう）」の仁王像。

▲左には「吽形（うんぎょう）」の仁王像。どちらの仁王像も傷みが激しい。

▲仁王門の真上にある龍の彫り物。

▲仁王門をくぐると急な石段があり、その上に本堂、そして三重塔がある。

▲レンズは70-200一本しか持って行かなかったので、目一杯引いて撮ってもこれが精一杯。手前が本堂、奥が三重塔。

▲本堂入り口の上にある龍の彫り物。

▲その近くには「麒麟」と思われる彫り物が。全体に共通する作風は、なんとなく「漫画っぽい」感じがする。

▲同じく本堂の上にある精細な彫り物。似た様ななにかストーリーを感じさせる彫り物がこれ以外にもたくさん飾られていて見飽きない。

▲本堂入り口の門を内側から撮るとこんな感じ。

▲三重塔てっぺんの銅製？の部分。

▲本堂と三重塔（の屋根だけ）。

▲2007年2月に撮った三重塔の全体像（α100で撮影）。

▲三重塔中段の「赤鬼（？）」。

▲三重塔下段にある「獅子」の彫り物。

▲そして三重塔のいたる所に配置された龍の彫り物。



―――約三百年前に造られたという話ですが、彫った人の物凄いパワーを感じずにはいられない迫力でした。
ただ、これだけの“芸術品”がただ野ざらしにされているだけで、保存状態が良くないのがちょっと気がかりですが‥‥‥。

ところで今回この時期に薬王院を訪れたのは、梅の花が見ごろを迎えているはず、というのもあったのですが―――（次回へ続く）

［α700＋SONY 70-200mm F2.8 G］

撮影日：2008年3月23日

撮影場所：茨城県桜川市・椎尾山薬王院