◆3月23日に薬王院へ行ったついでに、その登り口にある「筑紫湖」にも寄ってみた。

以前ここで見かけた「ヨシガモ」はまだいるだろうか‥‥‥と思いながらダムの上の道を歩いて行くと、すぐ下の岸辺から何かが「バタバタバタ‥‥‥」と、慌てた様子で飛び出すのが目に入ったので、とっさにレンズを向けシャッターを押した▼

岸辺の近くにいた「カイツブリ」が、突然現れた私の影に驚いて逃げ出したのだ。




身の危険を感じた（？）カイツブリは、飛んで逃げようとするが‥‥‥

「水面の上を走っている」状態で、なかなか飛び上がることができない。

―――そういえば、カイツブリが飛んでいる姿というものを、私は一度も見たことがないような気がする。

いつも水面に浮かんでいるか、水中に潜っている姿しか見たことがない―――。カイツブリの「飛翔能力」はほとんど退化してしまっているのだろう。こんな能書きを考えている間も、まだ水面を走り続けるカイツブリ‥‥‥。

▲ようやく数センチ浮き上がることができたようだ。　そう言われて見てみると、この翼は飛ぶためには明らかに小さすぎるし、この足の形状は水中で推進力を生み出すことを最優先した形をしている。

▲オイオイ、やっと浮き上がったのにもう着水かよ！？（笑）

怪しいオッサンに危害を加えられる心配のない安全な距離まで逃げることができ、「あ～ビックリした(-_-;)。ハァハァ、ゼーゼー‥‥‥」とひと安心な感じのカイツブリくんだったが‥‥‥バカだなあ、得意の「潜水」で逃げればぜんぜん気付かれず、こんなに慌ててる様子を延々と連写される事はなかったのにねぇ(^_^;)。

結局この日の筑紫湖ではヨシガモの姿を確認することはできなかった。もう北へ旅立ってしまったのだろうか‥‥‥。

それ以外に見かけたトリ▼

▲モズ♀

▲ジョウビタキ♂

「冬鳥」を見かけなくなる日も、もうすぐそこまで来ている―――（寂）。

［α700＋SIGMA 100-300 F4 EX DG＋APO TELE CONVERTER 1.4x EX DG］

撮影日：2008年3月23日

撮影場所：茨城県桜川市・筑紫湖